グッドウィル
コムスンによる、介護費用の不正請求問題が浮上して以来、 マスコミは、こぞって、
グッドウィル・グループ の 折口会長 に関する報道で盛り上がっています。
確かに、
公費を不正に得たということは、違法行為であります。
これについては、将来、司直の手が延びることもありえますし、結果、刑事事件になることもありえます。
この不正行為については、許されるべきことではありません。
コムスン社に関する嫌疑は解明されるべきだし、厳しく処罰されるべきだと思います。
この点について、折口会長以下の関係者を弁護する気は、ありません。
しかし、
折口会長に関する マスコミ報道については、 納得できないものがあります。
いや、むしろ、あまりにレベルの低い、悪い意味でのワイドショー的な番組の作り方に関して言えば、嘆かわしくもあります。
今朝のTV番組でも、
会長の所有する田園調布の自宅が7億円だとか、
軽井沢の別荘の塀の長さが91メートルだとか、
高級車に乗っているとか、
ディスコ王だとか( ジュリアナの時、彼は、サラリーマンとして参加していただけなのに。。)、
巨額資産を持っているとか、
中には、自宅前でインタビューを受ける氏を見て、
「インタービューを受ける場所を考えた方が良い」などと、ピントはずれなコメントをする出演者もいる。
介護のビジネスを主宰する者は、
質素な生活をしなければならないのか?
自分のポケットの中と比べるような取材は、意味不明だと思います。
もっとも、
折口氏が資産を築いたのは、コムスンのビジネスによってではないのですから、ちょっと冷静に考えてみれば、以下に、無理のあるストーリー作りをしているかは、明らかです。
介護事業は、まだまだ赤字なのです。
24時間訪問介護サービス。
サービスを受けている方は多いのですから、ニーズはあるのです。
いやいや、ニーズなどと言う生ぬるいものではない。 まさに、命を支えているわけです。
新たな引き受け先候補企業のトップの話だと、 24時間は無理、受けられないと。
それが実態。
赤字になるから受けられないのです。
コムスンの場合は、赤字でもサービスを提供していたわけです、実態は。
立法府、行政府は、この機会に、対価報酬制度も含めて、システムを見直すべきではないかと思います。
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