アドテックス と ゆびとま | 働く女性を応援する社長の日記

アドテックス と ゆびとま

TV報道によると、 アドテックス社の経営者が逮捕されました。 

容疑は、民事再生法の執行に関して不正があったということですが、僕ととしては、2つの点で、興味をもった事件でした。



 まず最初に。 インターネットが一般に浸透し始めた頃、僕が最初に借りたレンタルサーバー、それが、アドテックス社のものだったのです。 この会社は、日本IBMの周辺機器部隊が独立してできた会社で、特に、小型ハードディスクについては、優れた技術を持っていました。 そこで、自前のハードディスクを使って、サーバーレンタル事業を始めていたのです。もともとIBMの文化を引いているので、ゆったりとした社風でした。


 さらに、1999年12月に、僕が新会社を設立した歳、VCの紹介で、最初に訪問した会社が、ゆびとま社。 長崎出身の経営陣で、会長にあたる方が男性で、社長が女性でした。VCの出資が入っている割には、のんびり、ゆったりでした、こちらも。 確か、都内三軒茶屋か、池尻大橋にオフィスがあったような記憶があります。


 この2社が、同時に事件の渦中に。。。 ビックリです。



 そして、二つ目の興味。

 それは、 このようなハイテク・ネットベンチャーの世界にまで、 暴力団が入り込んでいるということが、驚きでした。 事実、暴対法以降、 正式な構成員ではなく、準構成員という人々が増えていることは事実。 たしかに、銀座や六本木のクラブなどに立ち寄ってみればわかりますが、大企業の交際費が減った分、このような人が、出入りしているという状況もあります。 以前は、いわゆる企業舎弟といわれる人は、不動産業だったり、芸能系だったりしたものですが、最近は、IT系に、かなり入っております、実際。


 今後、外資による国内企業買収が容易になれば、今度は、日の丸暴力団以外に、 アジア、ヨーロッパ等のマフィアや、青い目のギャングなんかも、ネット系企業のM&Aに動くことになるのでしょうか。