それでもボクはやっていない
周防監督、11年ぶりのメガホン、それが、
この週末に封切りされた
「それでもボクはやっていない」 。
これは、日本の刑事事件処理システムそのもの、また、そこに潜む問題点を、精密に表現しているように思えます。
今日現在、僕はまだ、見ていませんが、週明けに、さっそく見るつもりです。
とにかく、日本の刑事裁判の特長、それは、
被告人が圧倒的に不利である
ということ。
とにかく、身柄を拘束されてしまうと、そこには、「最低限の文化的生活」があるだけ。
心の弱い人なら、3日間も拘留されたら、おかしくなってしまうわけです。
そこで、
「自白したら、保釈もあるよ。」
「自白しないなら、何十日間も拘留されるよ。」
「そのまま実刑になったら、何年間も 塀の中だよ。」
こうやって、やってもいない犯罪を認めてしまったりするのです。 冤罪。
いわゆる、 人質裁判です。
映画を見るのが楽しみです。
PS)
予告編で被告人が、裁判所で、被告人席に座っているシーンがあります。スーツにワイシャツ。
ただし、彼はネクタイをしている。。
これは、保釈後の裁判なのだろうか。 拘留中なら、ネクタイできないはずですから。。
楽しみです。