もう一度 教育現場の話 | 働く女性を応援する社長の日記

もう一度 教育現場の話

株式投資の世界では、 レバレッジ という言葉があります。


 もっとも、株式投資とは、言っても個人投資家には、ほとんど縁がなかった言葉でした。これは、昨年あたりの村上ファンド、ライブドアがブームになった頃から、一般の方の耳にも届くようになった言葉。 機関投資家とか、外資系投資ファンドの話題とともに出現した言葉です。


 もともとは、テコという意味。 そこから派生して、誤解を恐れず、極端にサマリーした言い方をしてしまうと、テコの原理を効かせた投資方法のことを レバレッジを効かせた投資手法と言います。 ワラント、オプション投資などは、この一つの例ですし、不動産投資の世界でも、 ノンリコ方式などがあります。 つまり、少ない投資金額で、大規模投資を行うことが可能となります。



 さて、教育現場の問題点。


 これは、以前から確実に存在しておりました。 しかし、最近になって突然、社会問題化してきました。


何故でしょう?


 答えは簡単、、マスコミ が突然、一斉に報道し始めたからです。


 週末の地上波TVを見ると、東京12ch以外は、全て教育現場の問題。 いじめ、自殺、単位問題です。 多チャンネル化によって、視聴者に選択肢の幅を与えたはずの、CS放送に至っては、なんと地上波の再放送をしている始末。 これでは、普通の視聴者が、現在の大問題=教育現場の荒廃 と思い込んでもしかたのないことです。


 そうです。 マスコミ報道が レバレッジ を効かせてしまっているのです。


 先々週までの重大ニュースをご記憶ですか?


 北朝鮮の核問題は、ひそかに進行しているのです。 マスコミ報道がないからといって、北が作業を止めたわけではないはずです。 また、自殺した小学生の両親の戦いは、まだ続いているのです。 自殺した時だけが問題ではなく、今も継続中のこと。某外国での暴動は、まだ、沈静化したわけではなく。。。

以前も書きましたが、 マスコミの最新情報だけに踊らされることは回避しなければなりません。



 さて、教育問題。



 この世界、私たちは、あまりに期待しすぎてはいないだろうか。


 良い仕事をするためには、 良い人材を集めることが必要です。 違う言い方をするならば、良い仕事をする場所には、良い人材が集まってきます。


 優良企業には、必ず、優秀な人材が、(何人かは)おります。 また、国をコントロールしている官僚組織は、まさに、優秀な人材の集団です。 


 企業経営者は、昔から、「企業は人なり」と言います。


 松下幸之助氏は、「松下電器産業は、人を作る会社です。電気製品も作っております。」と言われました。


 

 さて、教育現場は、どうでしょう。 先生、教育委員会。。。



 思い出してください。


 中学校、高校と、同級生の進路を。


 クラスのトップクラスの人間で、学校の先生になった同級生は、何人いましたか?


 ここに、全ての原点があるように思います。



 僕の親父は、僕が大学を卒業する時、つまり、就職先を決める時に、こんなことを言いました。


「教師にだけは、なるなよ。」 と。


 親父は、定年まで勤め上げた高校教師でしたが。